今週は、シリーズ「読書の心得」の第13回、
「著者の魂と格闘しながら読む」
をテーマとして話します。
これまで、
「知識を学ぶ読書」と
「智恵を掴む読書」
について語ってきましたが、
今回からは
「心の糧を得る読書」
について語ります。
「心の糧を得る読書」とは、
ある意味で、読書における最も大切な、
そして、最も高度な心得が求められるものですが、
その心得の要諦は、
かつて文芸評論家の亀井勝一郎が語った
次の一言に要約されます。
読書とは、著者の魂との邂逅である
まさに、この言葉が示すごとく、
読書の最も深い醍醐味は、
単に「優れた言葉」と巡り会うことではなく、
人生を賭して何かを語ろうとする
その「著者の魂」と巡り会うことです。
しかし、そうした「魂との邂逅」を得るためには、
読者に求められる「心の姿勢」と
「深い覚悟」があります。
なぜなら、「著者の魂」と巡り会うためには、何よりも、
まず、「著者のメッセージ」に正対することが求められるからです。
そして、「著者の魂」との邂逅とは、
究極、「自分の魂」との邂逅に他ならないからです。
そのためには、我々に、
自分自身の「魂の在り方」を見つめる覚悟が求められます。
この第13回では、
その「心の姿勢」と「深い覚悟」について、
話をします。
『読書の心得』全15回は、
CDでお聴きいただけます。













